インターバンドの理事たちが立教大学の講義を担当します―立教大学全学共通カリキュラム「フィールドから考える現代世界の暴力と平和」

 

世界各地の紛争地域・開発途上国のフィールド経験を持つインターバンド理事たちが、その知見を活かして、立教大学の2018年春学期の講義科目で、オムニバスで講義を担当します。


●授業の内容
 紛争、災害、テロリズムなどに見られるように、現代世界においては、個人や地域社会、国家、さらには地球全体にも脅威は蔓延している。そしてそれらの脅威は時には連鎖反応を引き起こしている。例えばシリアの内戦は、欧州の難民・移民への迫害を引き起こし、日本国内のヘイト・スピーチの広がりは、北東アジアの国家間の緊張も背景にある。本科目は、このような現代世界の暴力の背景や影響をどのようにとらえ、それらに対していかに取り組んでいくかについて考えていくことを目的とする。
 本科目では、世界の多彩なフィールドにおいて、様々な立場から取り組みを行ってきた実践家を講師に招き、講師たちの実体験を語っていただき、それを踏まえた現代世界を見る視点を提供していく。そしてその提起を基にした議論を行っていく。

 

●担当するインターバンド理事等(敬称略)
・首藤信彦 インターバンド創設者、市民政治バンド代表、元衆議院議員
 「現代世界の暴力と平和を読み解く視点」

・小川秀樹 インターバンド理事、千葉大学教授
 「旧ユーゴの紛争と平和―ボスニアとコソボで起きたこと」

・今井ひなた インターバンド前事務局長、内閣府国際平和協力本部事務局研究員
 「移行期のスリランカにおける民主化支援―2013年北部州議会選挙から2015年政権交代まで―」

・小峯茂嗣 インターバンド代表理事、立教大学助教
 「ルワンダ―ジェノサイド後を生きる加害者と被害者」

・玉木智弘 インターバンド理事、インテムコンサルティング株式会社
 「アフリカ―開発コンサルタントとして見る変容」

・吉村誠司 インターバンド理事、一般社団法人OPEN JAPAN理事
 「日本と世界の災害の現場から」

・阪口直人 インターバンド理事、元衆議院議員
 「カンボジア―内戦終結後の民主化の動向」