コソボ Kosovo

 コソボ自治州はユーゴスラビアの南部に位置し、アルバニア系住民が多数生活している地域です。コソボの歴史はまさに紛争の歴史で、1998年の武力衝突以来、アルバニア系住民とセルビア人との血で血を洗う民族紛争は国際社会の努力も空しくNATOによる空爆という最悪の事態となりました。現在では国連が暫定的に統治しています。

 2001年11月17日に、ユーゴスラビア連邦コソボ自治州の自治州議会選挙が行われました。欧州評議会が運営した選挙監視ミッションに、日本からは唯一のNGOとして参加しました。当初は日本からの市民監視団の枠はありませんでしたが、交渉の結果、これまでの実績が認められ、派遣が認められました。コソボでは欧米の国会議員や外交官などとチームを組んで活動しましたが、アジア各国での経験を活かした活動は高い評価を受けました。